「命」をいただく

aqua

2011年04月16日 18:01

「いただきます!」

「ごちそうさま!」


食事の時にいつも言っている(?)言葉です。
(私も「いただきます」は、夕食時には言ってるんですよ!)

子供の頃、いつも親から言われてましたね!

「お百姓さんが一生懸命作ってくれた、ご飯よ!」
「ちゃんと感謝して食べなさい!」

子供心に言いつけを守り、食前にはいつも言っていました。
(あの頃は素直だった・・・)




なぜ、こんな事を書いてるかというと、
先日、セミナー講師の方がある本の一部を紹介されました。

内容は少し省いています。

・ 食肉加工センターの方は、毎日たくさんの牛を殺していた。
・ 焼肉等で皆さんが食べてる肉を提供するために・・・。
・ そこのAさんはいつかこの仕事をやめようと思っていた。

・ ある時、軽トラックに載せられて運ばれてきた牛が、なかなか降りて来ない。
・ 荷台には農家の小さな娘さんが「ごめんね!ごめんね!」と牛に話しかけていた。

・ 農家のご主人は、
・ 「この牛はこの子といっしょに育ててきました。しかしこの牛を売らんと
・  正月が来んとです」

・ 明日は仕事を休もう。Aさんは思った。

・ 自宅へ帰り小学生の息子に今日の事を話した。
・ 息子は「他の人がしたら、牛は苦しむかもしれん。お父さん、してやってよ!」

・ 翌日、牛の前に立った。
・ 「動くなよ!」

・ 急所をはずすと牛が苦しむ

・ その時牛が頭をすりよせてきた。
・ そして、その時、初めて大きな牛の涙を見た。

・       「いのちをいただく」/西日本新聞社刊より



簡単に当たり前のように、言っている言葉

 「いただきます」

そして

 「ごちそうさま」


私たちは 「命」・・・を、いただいてるんです

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