今日8月15日は精霊流し。
地元ではお盆の8月15日にご先祖様を送り出す習慣があり、お盆の間に仏壇にお供えしていた物を箱に詰めて遠賀川に流します。(精霊流し)。
初盆を迎えた家では、舟(50センチ~1メートルぐらいの大きさ)に飾りをつけて、乗って帰っていただいてます。
今年はちょっと早めの明るいうちに送ってきました。
ゆっくり、そして、のんびりと揺られてました(^^)/
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下記の内容は2013年7月にFBに投稿した内容です。
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ここからは父親のことで恐縮ではありますが、毎年親父は親しい方が、もしくは親しい方のご家族の初盆の時は、舟を作って無償で差し上げています。
私が子供の頃からですから、もう40年以上、毎年一隻または二隻の舟を作っています。
写真はまだ途中ですが、今年も一隻作成中です。
最後は白で色を塗り、家紋を入れて提灯を提げて完成です。
材料代は一万ほどかかるけど、喜んでもらえたら、それでいいわい!
親父はこう言ってました。(^.^)
完成した写真。
私の祖父の初盆の時(もう40年前の事)、2メートルはあろうかという大きな舟を親父は作りました。
それだけならよかったんですが、どの舟よりも速く進むようにと、モーターとスクリューを付けたんです!(笑)
15日の夜、親戚一同見守る中、遠賀川での浸水式も無事に終わり、皆が注目するなか、モーターのスイッチを親父は入れました。
速かろうなあ!
親戚の叔父さんや叔母さん達もワクワクしています。
舟の後ろではスクリューが勢いよく回っています。
親父が手を離すと、舟は一気に水しぶきをあげて飛び出していきました!
で、どうだったかというと・・・。
舟は川の流れに乗るから緩やかに進み、情緒があるんですね!
モーターを付けた精霊舟は情緒も何もありません!
というか、モーターを付けた精霊舟そのものも無いでしょう!(笑)
手を離したとたん、舟は勢いよく進み、川を横切り、対岸で引っ掛かってしまいました!(笑)
舟に乗ってたご先祖様は、楽しんでくれたでしょうか!(笑)
この後、叔父さんが対岸まで泳いで渡り、舟を回収してましたが。(笑)
今ではよき思い出として、我が家では語り継がれています。
以上(笑)